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タイ大卒者の就職事情と、タイ労働市場の現状と課題 2/8

こんにちは、副幹事の小田原です。
8回にわたってタイ大卒者の就職事情とタイ労働市場の現状と課題についてお送りしています。
今回は第2回目になります。
第1回はこちら
2.大学新卒者の就職観と「失業率」問題
【ポイント】
・タイの大学生は卒業してから就職活動を開始するのが一般的。
・このため、例年4月~5月の新卒者の「失業率」は“高い”。
・大半の新卒者が春から夏にかけて就職先を見つける。
 タイ労働市場の失業率は、2005年以降、1%台で推移した後、2011年になって1%を割り込むまでに低下。経済学で言う完全雇用に近い状態が続いている。このような状況下であれば、「就職難」とは無縁の労働環境にあると思われがちだが、タイでは事情を大きく異にしている。
 日本では、大学生は3年生のうちから就職活動を開始。4年生に進学後、間もなくして就職先が決まるというのが基本的なスタイルだが、タイでそのようにして就職活動を行う大学生はほとんどいない。チュラロンコーン大学やタマサート大学などごく一部のエリート大学の学生が在学中に就職先を見つけることはあっても、大半の学生は大学を卒業をしてからゆっくりと自分の進路を考えるのが一般的だ。
 
大学の卒業時期は概ね2月から3月。この時期まで就職先が決まっていないケースは決して珍しいことではなく、大半の学生が卒業を機に就職活動を開始する。このため、卒業直後の4月から5月時点での新卒者の「失業率」は、数値だけ見れば「高い」とされるのが特徴だ。政府統計局の2012年5月現在のまとめでも、大学新卒者の15万人強が職に就いていなかった。
 
新卒者は卒業後の春から夏にかけ順次、就職先を見つけていく。中には、そこから大学院に進学したり、外国に留学したりする人も。例年、状況はほとんど変わってなく、「あくせくしない」というのがタイの大学生気質とも言える。
続く
小田原 靖
タイ王国和僑会副代表幹事
PERSONNEL CONSULTANT MANPOWER (THAILAND) CO., LTD.代表取締役
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