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【コラム】人間の幸福ってなんだろう?-GNH(国民総幸福)について-1/3

それ以来、『人間の幸福ってなんだろう?』が、私の人生のテーマになりました。
そのヒントがアジアに、そしてここタイにありそうなので、学生を終えてすぐバンコクにやってきました。(後略)」(GNH研究所に提出した自己紹介文より)
この夏、筆者はNPO・GNH研究所の研究員となった。http://www.gnh-study.com/index.php
GNH(国民総幸福)という言葉を聞いたことがあるだろうか?
ブータンと言う国は昨年のプミポン国王在位60周年記念式典に際して、皇太子(当時)の来タイが注目されたのでご存知だろう。
GNHは、その父ジグミ・シンゲ・ワンチュク元国王が1976年スリランカでの非同盟会議後の記者会見で初めて言及する。
「国民総幸福量(GNH)の方が国民総生産(GNP)より重要なのだ」と。このとき国王は若干24歳だった。
筆者は、そのブータンで長くボランティア活動に従事し、現在はバンコクで暮らすGNH研究所のH代表と昨年来交流を深めるようになった。どうやら目指す方向が同じらしいので研究員にならないか?とのお誘いをいただいたのだ。
GNH研究所ではGNHを以下のようにとらえている。
「GNHは、私達が進むべき社会のあり方に対してある方向を示している。経済成長を追及し続けた先達たち。その功績は大きく、多くの人々は『物質的な豊かさ』を満喫することを知った。だが現在、多くの人々はその生きる意義や価値を見失い始めている。『貧しくとも心豊かであればそれなりの幸福感のある社会が実現できるのではないか』。GNHは、現代社会に対しての『次世代への羅針盤』である。(後略)」(GNH研究所HPより抜粋)
GNHという言葉が、Gross National Happinessの略であり、国民総幸福量と訳されているという知識はあった。だが、それはひとつのスローガンのようなものと理解していた。このひとつの言葉を突き詰めて研究し、社会に還元しようとしている人たちがいるとは知らなかった。
代表のHさんは、「私はGNH自身の数値化よりGNHを感じることが出来る環境整備に対しての数値化が良いのではと思っております。またGNHは他国への応用は可能で、特にアジア農村社会においては応用可能な概念だと考えています。」(GNH研究所HPより抜粋)
同感だ。
ブータンで生まれた概念が、タイやその他アジアの農村に根付き、命が吹き込まれる・・・。とても素敵だ。
「貧しくとも心豊かであればそれなりの幸福感のある社会」か・・・それはかつてどこかで見た光景だ。
筆者の今の活動も学生時代バックパッカーをしている時に抱いた「人間の幸福って何だろう???」というクエッションから始まった。気づきの場所はブータンの隣ネパールだ。
以来20年。来タイ後、様々な経験を重ねる中で「健康こそ幸福の基盤」という理念・命題を得るに到った。だがこれも数値化は難しい。
にもかかわらず、同様に数値化しにくい「タイは癒しの大地である」という仮説を立てて事業を始めた。
しかし最近、理念をもっとしっかり構築、普遍化すれば、その事業は数値化、マニュアル化ができると考えるようになった。
その過程にNPO・GNH研究所との出会いがあったのだ。
(次号に続く) リンク元 http://thai-longstay.sblo.jp/article/25873553.html
谷田貝 良成
タイ王国和僑会代表幹事
Wellness Life Project ( Thailand ) Co.,Ltd.代表取締役
バーンタオ村村長兼ウエルネスライフ・プロデューサー
会社のwebサイト:http://www.baantao.com
紹介ページ:https://waoje.net/db/bangkok/database-column/members/wellness-life-projectthailand-co-ltd/